さわっても熱くない花火

ちょっとした驚きを食べながら生きています

新しいVAIO Proがやってきた

ででーん!
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ということで、研究室でVAIO株式会社製 最新VAIO Pro 11(非タッチパネル、最上位スペック)が降ってきました。
先日、個人所有なSony製VAIO Pro 11は、Nキーが吹き飛んでいくという厄災に合いまして、今度からこの子がメイン機となります。


厄災:

Sony製VAIO ProとVAIO製VAIO Proの両方を持っているユーザーなんてそんなにいないと思うし、ちょっとだけレビューを書いておきます。

新しいVAIO Proのスペックはこちら

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外観

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見た目はほぼ変わっていません。

ただ外側のカーボン素材の手触りが変わっています。
VAIO株式会社のVAIOの方がザラザラっぽい?
細かい傷が目立たないように、少々加工を加えたのかな?

あと、キーボードのたわみが改善された気がします。しっかりキーが叩けるという印象。

スペック

スペックシート的にはほとんど変わりがないことになってます。
ただ、いくつか微妙な差異が。

AV機能の削減

ソニーが好きそうな音響系の機能や、画質系の機能はなくなっちゃいました。

Before

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After

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プラセボ?

上記機能の実装がドライバソフトウェアレベルで行われていたのか、それともハードウェアレベルで行われていたのかは定かではないですが、もしかしたらメイン基板も結構変わっているのかもしれません。

というのも、Sony製VAIO Proではノートパソコンでは珍しく(?)、オーディオ出力にホワイトノイズが乗っからなかったのですが、VAIO製VAIO Proにはちょびっと乗っかるようになった気が…
もちろん、i5とi7の発生ノイズの違いという可能性も大いにいありますし、Sony製VAIO Proでも、内臓スピーカーには若干ホワイトノイズが乗っていた*1ので、気のせいという可能性もありますが…


電源系の設定

いまどきのノートパソコンにおいて、最もスペックを左右するのは排熱性能だと思う今日このごろです。
Sony製VAIO Proは、「CPUとファン」の設定と「電源プラン」が並列して並んでおり、「どう設定したものか…」と悩むことが多かったのですが、VAIO製VAIO Proでは、「電源プラン」がこちらに現れないようになりました。

ちなみに、Sony製VAIO Proでは、どちらもハイパフォーマンスモードに設定すると、Thermal Throttlingが多発して大変なことになっていたのですが、今のところVAIO製VAIO Proではそんなことが起きてません。良い話だなぁ。

Before

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After

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まとめ

「設定パネル上の差異しか紹介してないじゃん!!!!」と言われそうですが、全くその通りです。
というか、そのくらいしか差異がないと言っても良いのかも。

ただ、排熱の具合や、オーディオ出力や、画面の調光の動き等を見る限り、もしかしたらメイン基板は結構変わっている…のかもとか思ったり。
タッチパッドの動作も若干良くなった気もするし、どちらにせよもう少し使ってみないとちゃんと判断はつかないですね。

正直分解する気もないし、分解レポートもあんまり見つからないので、ハードウェア的に本当に変わったのかはよくわからないですが。

今のところは、
純粋なノートパソコンとしては細かいところに修正が加わったけど、エンターテイメントマシンとしては面白くなくなった
って印象かなぁ。
色温度の設定はともかく、ClearAudio+ for Musicな設定は、内臓スピーカーを使うときに重宝していたし、なくなったのはちょっと寂しい。



よく考えたら…

私の持っているSony製VAIO Proは、初期ロット(4GBモデルのみしかなかった時代)なので、8GBモデルが登場したタイミングで現行モデル(VAIO製VAIO Pro)と同じ設計になったのかもしれません。

*1:多分グラフィック周りから発生したもの