本日は最高気温が3℃らしいですよ。11月に雪が拝めるかもしれない事実に年甲斐もなくワクワクし始めた今日このごろです。
さて先日、『協賛企業の社員としてプロコンに参加する』という私の人生的にとってもビッグなイベントがあったので、それについて少しまとめておこうかなって思います。
ちなみにここに書いていることは私個人の感想であり、所属している組織とは全く関係がありません。
目次
『高専に長く居すぎてしまってな』
本科と専攻科、合わせて7年も高専に在籍したわけでして。
そんな私にとって秋といえばアレです。プロコンです!(もう秋って感じじゃないけど)
気がつけば5回も出場しちゃって、青春の1ページはプロコンで埋まってしまいました(遠い目
会社のお金でプロコンに行けるらしい
社会人1年目で配属もされて、秋の予定を考えながら「今年のプロコンは見に行こうかなぁどうしようかなぁ」とか思っていた某日。
弊社がプロコンの協賛企業になったという話を聞きました。
「これはもしや会社のお金でプロコンに行けるかもしれないっ!」
そんな淡い期待を胸に上司に相談した所、すんなり連れて行ってもらえる事に。良い話ですね。
審査って大変なんだなぁって
さて、出張で行くからにはミッションが与えられていまして。
私の仕事は学生との交流(?)と、企業賞を決めるためにそれぞれの作品を審査することでした。
ついこの前まで出場してたコンテストで審査を行う…という一年前には予想もしていなかった状況。びっくりって感じですね。
学生のときには想像がつきませんでしたが、全ブースをくまなく回ってしっかりと評価をつけるのはとっても大変でした。
舐めてましたね。はい。
あと、評価者って参加者のブースでの振る舞いを案外注視していて、チームビルディングや各個人の役割みたいなのに対してもアンテナを張っている事がよく分かった今日このごろです。
先輩社員と一緒に「あーでもないこーでもない」とホテルで議論しながら丁寧に評価した…つもりですっ><
良い経験でした。
ソースコードって協賛企業も読めるんだ
ソースコードをPDFで提出するアレ。
「なんて面倒な作業なんだ…もうzipで固めて提出させてくれぇ」って現役の時は思っていました。まぁ印刷して提出しないといけなかった時と比べるとPDFはかなりマシですけどw
今回得られた知見なのですが、協賛企業はあの提出しているソースコードを見ることができたのです!!!!(な、なんだってー
目を通していると面白いですね。
こうなんというか…ソースコードから香ってくるデスマ感とか、テンションがおかしくなって書いてしまったであろうコメントとか、思わずツッコミたくなる変数名とか…
「あの頃」を思い出さずにはいられないソースコードの数々で目頭が熱くなりました(大げさ
他にも「あっ!TeXの香りがするぞ!!」みたいなファイルに出会う度に、「そういえば @ueokandeがTeXを使った印刷用のスクリプトを作ってくれたなぁ」というような事を思い出し、ノスタルジーに浸ってしまいました。
教職員向け懇親会に初参加
飯がうまかった。良さ。
酒がいっぱいあった。良さ。
あと名刺がどんどんなくなっていった。
さくらインターネットの田中社長に私のことを覚えていただけてたのは予想外であり、とっても嬉しかったですね。その節はどうもありがとうございました。
所感
何度も参加していたはずなのに新鮮なことがいっぱいあって、「これが協賛企業ってやつなのか」とひしひし感じていました。
最後にはCTOに引っ張られ壇上に上がってコメントすることとなり、「現役のときに上がれなかった表彰式の壇上にこういった形で上がるとは…」とガチガチになりながらそんなことを考えていました。感慨深い。
@yanoshi #procon27 pic.twitter.com/WsPqwKM6tN
— Daichi OBINATA (@earth2001y) 2016年10月9日
ただひとつ思うことを上げるとすれば競技部門がアレだったことでしょうか。
ずっと競技部門に参加していた身としては、「どうしてサイコロの悲劇を繰り返してしまったのか」といった気持ちです。
今回はあの時よりも更に外野から炎上している感じがあって、辛い気持ちになりました。それだけ高専プロコンが有名になったということなのでしょうか。喜んで良いのやら、悲しめば良いのやら…
@marin72_com氏がかなり良いコメントをしていたので勝手に引用します。まさに「激しく同意」って感じです。
もうこれは経験したからわかるけど、めちゃくちゃ頑張ってプログラム書いて、けど人力が優勝したら本当に悲しい。プロコン委員会が、大変なのはわかるんだけど、頼むから人力優勝プロコンはしばらくならないようにしてほしいなーって願っている。プロコン自体が叩かれてるのももう見たくないし
— きえたかぴばら (@marin72_com) 2016年10月9日
競技部門の作問者たちが、実際に各高専がどんなプログラムを書くのだろうかとしっかり予想しているのかは疑問である。もしちゃんと回答例みたいなのを考えて、その結果、圧倒的に人力寄りの問題になるようだったら、どちらかといえばプログラム重めの問題になるように調整してほしいなーとは思う。
— きえたかぴばら (@marin72_com) 2016年10月9日
高専プロコンの競技部門の狙いは「人とコンピュータが協力して解を出す」ことを考えていて、その結果人力が強くなる問題になったり、去年・一昨年のようにプログラムだけで戦う年になることもある(これが一般人の思うプロコン)。けどこういう背景って叩いてる人はあまり知らないんだろうなって思う
— きえたかぴばら (@marin72_com) 2016年10月9日
きっと来年は競技部門にも世界平和が訪れるだろうと願って…
何はともあれやっぱり高専プロコン楽しいなぁ。
また来年も行けたらいいなぁ。