今年も残す所1ヶ月ちょいですね。
近頃そろそろ「若い」という免罪符が効かない年齢になってきたのではないかと感じる私です。困りましたね。
さて、そんなことはどうでもよくって、先日の土曜日に「この世界の片隅に」を見てきました。
正直全く期待していなくて、「TLでも話題だし、アニメ力高いKさんもおすすめしてるし、一応見とこうかな」という優柔不断なノリで見に行ったのですが…
見てびっくり!とっても良かったよ!
ということで駄文をかきかきします。ネタバレはちょびっと入ってます。しかしほぼ入ってないので見てない人も読める記事になってるかと思います。
WW2を題材にしたアニメ映画へのイメージ
勝手な趣味の話ですが、私は「火垂るの墓」も「はだしのゲン」もあまり好きではありません。なんというか辛気臭い空気感やら、後味の悪さやらが好かないんですよね。
しかしながら、「この世界の片隅に」によってこのイメージは大きく打ち壊されました。なにこれ。
視聴後の私「これってもしかして日常系じゃないの?」
見る前の私に言っても確実に信じてもらえないでしょうが、驚くべきことに強い日常系っぽさがありました。
いや、もちろん第二次世界大戦中の呉が舞台なので、それなりにハードな展開もあったりするのですが、なんだろう…こう日常系なんですよね。
私の中での日常系の定義は「作品の舞台設定に沿った日常が流れている」ってな感じなのですが、それにピッタリ当てはまる気がします。
田舎ってやっぱりいいなぁ
呉には2回ほど行ったことがあります。1回は青春18きっぷを使って、もう1回は車だったかな?
特にJRに乗りながら見た瀬戸内海の風景が記憶に強く残ってます。きれいだったなぁって。
その時の感動が蘇ってくる美しいシーンが冒頭から入ってきて、かなり良さがありました。
日本の原風景を感じさせてくれるシーンがいくつも登場し、その度に私は遠い目になっていたと思います。
やっぱり田舎はいいなぁ。旅に出たくなります。
テンポの良さ
テンポが良い。非常に良い。
お陰で少し辛いシーンも辛気臭くならずに済んでいるのかなって感じです。
視聴者に優しいですね。
「クラウドファンディングで投資するってこういうことなのか」
この作品はクラウドファンディングで資金が集められたことでも話題になりました。
クラウドファンディングという概念、理解しているつもりでした。つもりでしたが分かっていなかったのですね…
特に『作品に投資する』という概念をこれまで全く理解できていなかった気がします。
『素晴らしい作品、最高の感動、そしてエンドロールに自分の名前が…』
その一体感というか、作品に貢献できたという感動と達成感ってきっと凄いんだろうなぁって、投資もしていないのにその感覚がエンドロールを見ながら襲ってきました。
「自分が手を動かさずとも達成感が得られる」という新たな可能性を感じましたね。
見に行く前にやぐさんのこのツイートを見て全くピンときてなかったのですが、今ならわかります。激しく同意って感じです。
なんであの時クラウドファンディングに参加しなかったんだろうか自分……
— やぐ (@yag_ays) 2016年11月15日
まとめ
「どうしようもない世の中でも、頑張って生きていかなきゃ」って気にさせてくれる映画でした。
何度も言いますが後味もとってもスッキリで「どうしてあんなに身構えていたんだろう」って困惑しているくらいです。
いい話だったなぁ。
良い映画いっぱいで今年は良い年だなぁ
— yanoshi (@yanoshi) 2016年11月19日
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