さわっても熱くない花火

ちょっとした驚きを食べながら生きています

『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』の話、していい?

……するね!

さて、皆さんはブルアカ(ブルーアーカイブ -Blue Archive-)をご存知でしょうか?TwitterやらPixivやらで生きているオタクであれば一度は目にしたことがあるであろう人気スマホゲームです。
「ブルアカ?あぁなんかえち画像いっぱい流れてくるやつでしょ?」「YosterとNEXONがやっている大陸ソシャゲね。知ってる知ってる。(良く知らんけど)」みたいなイメージを持っていました。つい数ヶ月前までは…

そんな私でしたがひょんなことからやってみることにしたんですよ。ブルアカを。

そしたらね。
これがね。
ほんとに、良いんだわ。まじで。
びっくりしちゃった。

ゲームでこんな感情になったのはめちゃくちゃ久しぶりだったので、とりあえずメモとしてポエムのような感想文のような何かを書き残しておくことにしました。
※ネタバレはあんまりやりませんが、めちゃくちゃ気にするタイプの人は読まないほうが良いかもです。(しらんけど)

ブルアカの感想を書くっぽい顔しながら冒頭は長々と経緯を書いているので興味のないオタクは適当に読み飛ばしつつ読んでもらえれば幸いですw
またあくまでもただの個人の感想なので、音楽性の違う人はブラウザバックしてもらえればと思います。

とりあえずなんというか、同世代のオタクには刺さりそうな気がするからおすすめしたいんだよなーっていう長文記事です。



一体何がどうしたのか

yanoshi、1992年生まれ、31歳男性。まさかこの歳にもなってからこんなにソシャゲをやる日が来るとは思ってもいませんでした。なおかつ2023年にもなってこんなにも丁寧な素晴らしいシナリオゲーに出会えるとも思っていませんでした。
何ならゲーム自体最近全然できてなくて。最後にちゃんとやったコンシューマーゲーはなんだろうみたいな気持ちがあります*1。アルセウスも買ったのに結局全然やってないし。デスストも結局途中までしかできてないし。ゲームを趣味として嗜まなくなってしまったなぁという自己分析がありました。

それに輪をかけて、直近バチクソ忙しくて。2021年半ばから今年の春くらいまでの記憶があまりありません。

別に忙しかったことに対しての後悔はないですし、人生でこんな規模の案件に関わる事は何度も無いだろうと感じているので、良い経験だったなーとは思っているのですが、一方で「日常」というやつが本当にすっかり破壊されてしまったなという思いがありました。
そんなこんなで数ヶ月程度「リハビリ」と称して割とゆったり過ごすことを心がけていました。 *2

まぁ要は「日常が戻ってきたしちゃんとコンテンツを消費しないとなー」と思っていたんですよね。そんな中で少し気になっていたのがブルアカでした。
日本でリリースされたのは2021年の2月ということで当時はそんなに忙しくはなかったはずなのですが、「最近は大陸ソシャゲの勢いが凄いな」程度にしか思っておらず食指が伸びることはありませんでした。そこから忙しくなっていくのは前述の通りで、「絵師がみんなやってるじゃん…どゆことなの」「最高の同人誌いっぱい出てるじゃんありがてぇ」みたいなノリでキャラと若干の背景設定だけを認知していくだけの生活を送っていました。*3
そうこうしているとYouTubeでブルアカを見る機会が増えてきます。PVは良くできているし、YouTubeショートとかを使ってコンテンツを量産している様が見て取れました。「ユウカ、お前かわいいな」とは思ってはいましたね。
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あとショートアニメがね。「良いな」ってなってたんですよ。まぁよくあるソシャゲアニメありがちのキャラクターオンパレードなので「よう分からん」って思いはあったのですが、とりあえず可愛いんだわ。うんうん。かわいい。あと特にショートアニメ2作目「beautiful day dreamer」のED曲が最高なんですよ。ミツキヨ先生の楽曲はやっぱり神です。
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最後の決め手は名取さなの動画配信でした。VTuberの配信はあんまり見ないのですが、名取さなとライブラリの動画はたまに見たりしているんですよね。そんな中で流れてきたのが以下の動画でした。
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名取がブルアカの配信しているのは知っていたのですが、これまでは見ておらず*4。チラ見した限り「おぉ!やはり良いゲームなのではもしやこれ」と感じさせられるなにかでした。ブルアカアニメ化も発表されており、かつ他のYostar原作アニメ(アークナイツ)をちょうど見た後で、アニメ化に対しての期待値が急上昇中でした。そんなこんなで「最終編」という言葉に「今やっておかないと、やるタイミングを失うのではないか?」と感じさせられる強い魅力がありました。Twitterのオタクも最終編に対するポジな感想を言ってたし。


そんなこんなではじめたら前述の通りまぁ最高で。もうすでに3ヶ月ちょいやり続けています。
ソシャゲ遍歴としては、あんガルちょびっと、デレステそれなり、ミリシタほんの少し、ウマ娘ほんの少し…程度だったのですが、3ヶ月ちゃんと続いているのは今回が初めてかもしれません。


余談ですが名取さなのブルアカ配信、名取が声当てをしてくれているのでめちゃくちゃ楽しいです。一度シナリオを周回した後にまた見てみるともう一度楽しめる感があります。よさ。あんまりゲーム配信は得意じゃないのですが、これは楽しむことができました。ありがとう名取。
気になる人は下記のプレイリストから巡ると良いでしょう。Vol.2辺りからそれなりに配信してくれています。
【ブルーアーカイブ】萌えの探求者 - YouTube

とっても良質なシナリオゲーだった

「キャラゲーなのかな?」「ギャルゲ風のなにかなのかな?」と思っていたのですが、意表を突かれました。完全に良質なシナリオゲーでした。なおかつ後述してるのですがめちゃくちゃ良心的。育成しなくてもある程度のメインストーリーが読めるのにはびっくりしました。
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だってさ、こんなPV見たらギャルゲにしか見えないじゃん。「それなんてエロゲ?」ってやつですよ。何かドンパチやるだけのギャルゲかな?って思うじゃん。各キャラクターの攻略シナリオをやっていくような何かなのかな?ってさ。
でも全然違いました。一本筋を通した重厚なシナリオを中心に、キャラクターの味が出てくるような展開と演出を畳み掛けてくる、良質なシナリオゲーだったのです。

のめり込むには十分すぎる丁寧なプロローグ

開いた瞬間に流れるファンタジーを連想させるような謎の厨二文。

開いた瞬間「バーン」という音と共にこれですよ

「えっ、それパスワードなの!?」っていうツッコミを入れる間もなく、そこから始まる近代都市を連想させるような美しい背景画のスライド。

きれいな世界だ…

オタクは直感します。これはSF要素が入ったファンタジーなんだって。

そしてそこから突然はじまるフルボイス意味深な展開。もうワクワクするじゃん。

おうおう!思ったよりちゃんとバックグラウンドがあるみたいじゃないか!

ゲームのメタ的説明にしてはあまりにも情報量の多い謎のキャラクターの登場。

選択ってことはやっぱりADVなのか!?という説明をしてくれているかと思ったら君、もしかしてその服のそれは血なのか!?えっ…意味深すぎでは?

ここまでの意味不明な展開からの、自然な世界観の解説とゲームシステムの解説。

先生として頑張れば良いんだね!ありがとうリンちゃん!
ユウカ!ユウカじゃないか!こんなにすぐに会えるの!?
なんて物騒な社会なんだ…学園生活とかいうレベルなのか?
思ったよりちゃんとミリタリーっぽい!てか、君らは弾当たっても死なないの!?すご…
あ、なるほど、先生は生徒の指揮をするのか!そういうゲームなんだね!

こういった丁寧なプロローグが時間をかけて展開されます。

プロローグだけで6話分

この時点で「あ、これはちゃんとシナリオあるやつだし、続きが気になる!」ってなっちゃいますよね。
最近のソシャゲをちゃんとやっているわけではないのであんまり自信を持って言えないのですが、どうしてもソシャゲってはじめから多くをユーザーに強いてくるイメージがあって。ソシャゲっていろんなシステムがいっぱいありますよね。まぁゲームとして楽しむための要素だと思いますし、所謂射幸心を煽るための仕組みは重要だと思うので理解する部分ではあるのですが、はじまって早々にそういった情報を無限に提示されるのはあんまり得意じゃなくて…
ブルアカはあんまりそういった印象が無くてすんなりとはじめられた気がしています。オンボーディングの体験がめちゃくちゃ良くてすぐさまのめり込むことができました。

本当に「ミリタリー FANTASY 青春×物語」であり「学園×青春×物語RPG」だった

PVを見たときに思ったんですよね。わけがわからないなと。どんなゲームなんだ?どうやってそれらを両立させてバランスを保つのか?と。

「【ブルーアーカイブ -Blue Archive-】ティザーPV」より

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まさか、ほんとにこれ全部やってスッキリできるようなストーリー展開が行われるとは思っていませんでした。

そこには確かに私達の「青春」があった

おそらくこのゲームの主題は青春です。私はそう感じていますし、おそらくマスの多くがそのように感じているでしょう。ファンタジー要素やミリタリー要素もたくさんあり、後述しているようにそれらはブルアカの大切な要素ではありますが、あくまでもそれは「青春」を彩るための仕組みというかエッセンスでしかありません。そしてその「青春」とは、荒唐無稽だったり特別なものではなく、おそらく誰しもが大人になる中で経験したことのある何かが流れているように感じています。

あの頃に感じた、キラキラした気持ち。
勢いだけでなんとかなってしまいそうな疾走感。
空回ってしまったときの、ばつの悪さ。
その時はどうしようもないって感じているのに、過ぎ去って思い返すと「なーんだ」ってなるような問題や課題。
ちょっとしたすれ違いや思い違いで生まれてしまった亀裂。
自分だけではなんともならない問題にぶち当たったときの閉塞感。

そういった時に「あぁこんな大人が一緒にいてくれたら良いのになー」と思えるような大人が「先生」なんです。そう、普段は頼りなくて、でもめちゃくちゃ気さくで、親しみやすくて。ただピンチのときにはめちゃくちゃ頼りになって、全力で生徒の味方をしてくれる。そんな大人の姿がそこにはあります。

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夢、希望、苦難、挫折、かつてあなたも歩んだ物語。
今度は、生徒さんたちと一緒に。

「こんな大人になりたいな」「こんな大人がいてくれたら良いな」「こんな展開になってくれると良いな」というような共感性をくすぐるようなシナリオが丁寧に展開される…蓋を開けてみるとブルアカはそんな作品でした。
しかしながらそういったストーリーは往々にしてチープになりがちです。ご都合主義になりがちですから。そういった違和感をうまく、ファンタジー要素だったりミリタリー要素だったりでコントロールしている…そんな印象を受けています。

なんてったってめちゃくちゃ不穏要素いっぱいですからね。「なんでみんな天使の輪っか付けてるの?」「シッテムの箱ってなに?」「生徒会長はどこ行った?」「大人になるとみんなどうなっちゃうの?」「キヴォトスの外って一体…」みたいな感じで冒頭をざっと見渡す限りでも不穏感むんむんです。「一見すると明るいけど実はハードな世界」ってファンタジーやSFに、2023年のオタクは慣れすぎてしまいました。とりあえず不安でいっぱいじゃない?でも信じられるものがあります。それは先生です!
そうなんです。先生の一貫性がかなり信じられるんです。先生ありがとう。不安になっても先生だけは信じられる。これが青春か!あれ…私ってもしかしたらキヴォトスの生徒かもしれない!先生、ちょっとお時間いただけますか!?

丁寧に描かれる日常パートと駆け抜ける解決パート

今のところ最終編も含めて5つの編が公開されています。概ね、各編毎に物語の中心になる学校に先生が呼ばれて、生徒たちと関わりながら何らかの課題を解決していくようなストーリーが展開されています。

「Vol.1 対策委員会編」は、廃校の危機にあるアビドス高校を、生徒たちと一緒に守っていくストーリーです。「廃校」という近年擦りに擦られまくったテーマではあり、序盤の日常パートはお約束とも言えるような展開だったりするのですが、そこから学園モノとは思えないようなハード要素も取り入れた展開がなかなかに刺さりました。一番最初のストーリーとして「こういう作品なんだ」ということを丁寧に描き、次へとつながる素晴らしいお話が現状展開されています。
そして、ここぞという時にめちゃくちゃ頼りになる先生の姿がそこにはありました。このゲームにおける「大人の戦い方」ってやつはそういう感じなんだね!ってのを見せつけられました。

「Vol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編」は、ミレニアムサイエンススクールという学校のゲーム開発部のお話です。今度は廃部の危機にあるということで、先生が呼ばれて手助けしていくようなストーリーです。「廃校の次は廃部?お約束なテーマを攻めるなー」と序盤は思いましたが、あれよあれよとSFな展開となり、バトルあり、アクションあり、熱くなる展開もありな素敵な編だったように思います。
この回では先生は見守りに徹している印象があり、「先生がそこにいてくれるだけで頼りになる」みたいな素敵な大人の姿がありました。ゲーム開発部は他の生徒たちと比べても学生らしさというか等身大らしさがあり、かわいらしい見守っていたくなるような魅力があり、それがめちゃくちゃ映えるようなストーリー展開だったように思います。そして何よりユウカが心強くて温かい。おまえ本当に良いやつだよだいすき。

「Vol.3 エデン条約編」は、対立する2つの学園の軋轢を描いたストーリーです。サスペンス色が強くとにかく長いストーリーではありましたが、その分重厚で「こんな複雑にこじれた問題をどうやってハッピーエンドに落とすつもりなの?もしかしてバットエンドなのでは?」とハラハラドキドキするような物語です。
入り乱れた人間関係。画策やら謀略やらもいっぱい。そしてとにかく先生が大活躍でした。先生の立ちふるまいが毎回ありがたくてカッコよくて「ブルアカが描きたいストーリーは何なのか」がよく分かるような内容でした。ホント救いがあったよ。あとミカ…ほんとにお前かわいいな。セイアもめちゃくちゃ良い子じゃんかわいい。

「Vol.4 カルバノグの兎編」は、閉鎖されたSRT特殊学園の1年生が試行錯誤しながら生き抜いていくストーリーです。一癖も二癖もある1年生のみんなが、どうやって自分たちでできることをやっていくのか?というような熱い展開を感じることができました。
先生はとにかくおせっかいマンって感じで「あぁこう言うのもいいよね」と思わせられるような内容でした。ミヤコ可愛いしFOX小隊のみんなもめちゃくちゃ可愛くて最高です最高。

そして「最終編」ですが…多くは語りませんが、これはもうほんとにここまで散りばめられた伏線を回収していくような、とにかく引き込まれるストーリーでした。

というような形で各編とも先生が、時には見守りながら、時には積極的に生徒たちに関わりながら課題を解決していくわけですね。
そして一貫して生徒を中心に物語は進み、先生というのはあくまでも普段は手助けして、ここぞという時にかっこいい動きをしてくれるという感じ。丁寧な日常パートが送られた後に、一気にストーリーが進む…そんな構成で送られています。

Vol.1では「委員会活動と過去のトラウマ」、Vol.2では「大会と友情」、Vol.3では「学園生活と交友関係」、Vol.4では「先輩と憧れ」がそれぞれ(今のところ)描かれているように感じています。どれも子供の頃に誰もが1度や2度は経験したことのあるコンテキストでしょう。そういったキュッとなりそうなテーマをテンポよくハッピーエンドに向けて駆け抜けてくれるのがブルアカの大きな魅力のように感じています。(毎回「本当に今回もハッピーエンドなのか!?」ってハラハラしてるけどね…)

あと「終わったように見せかけて、終わっとらんからな!」みたいな展開にしてくるのも「してやられたー」って感じです。結局Vol.1もまだ終わってない雰囲気ですからね。「今後どうなっちゃうの!?」をずーーーっとやってくる辺りが、こうなんというか「ソーシャルゲームでシナリオゲームをやるというのはどういうことなのか」を見せられている気がします。

猛烈な伏線と考察要素

「オタクくん、こういうの、すきだよね?」みたいな要素が盛り沢山です。わかりやすいところでいえば厨ニ心がくすぐられる「元ネタ」がありそうな諸々。命名が聖書から引用されてたり、武器も丁寧にモチーフにちなんで設定されていたりとかとか。ただわかんなかったらわかんなかったで、なんとかなる気はしています。私は聖書とか都市伝説とかがあんまり刺さらないタイプなので、ゲマトリア*5が言ってる言葉遊びもあんまり良く分からずに「ほほーん?」って斜め読みしちゃっているのですが、それでもちゃんとストーリーを楽しめています。なので厨ニ要素をキャッチアップせずとも、どうにかなるような構成にしてくれているな!みたいな気持ちがあります。このあたりも気に入っているところです!噛めば噛むほどその部分の旨味が増すけど、別に噛まなくても全然楽しめるというのはフレンドリーですよねー

そして何より、主題のストーリーに対する伏線と考察要素がいっぱいです。前述したプロローグからもわかってもらえるように本当に謎がいっぱいなんですが、それを少しずつ回収していてオタク大喜び!って感じなんですよね。
例えばPVとかもにも散りばめられていて、なかなか唸るところがあります。
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このPV見たあとに最終編やると涙腺に来るものがあるかもしれません。

伏線の張り方を見る限り、2年前のリリース時からストーリーの骨子が組み立てられていたような雰囲気を感じています。「そ、そのタイミングからこの設定を仕込んでたの!?ここにつなげるつもりで!?」みたいなのもチラホラあって、シナリオディレクターのisakusanすげぇな!って気持ちになっています。



「分かり手」が描きしキャラデザと設定

キャラデザとキャラ設定が一致している定番キャラと、キャラデザとキャラ設定に癖のあるギャップ萌えキャラのオンパレードです。そこの振り切り具合がめちゃくちゃ心地よく、オタクコンテキストを完全に理解した丁寧なプロデュースを感じます。

例えば想像どおりなキャラでいうとユウカやセリカ、モモイでしょうか。

ユウカ、どう見ても気が強そうですが、絶対面倒見良いわけじゃないですか。完全にその通り!
セリカ、ツインテで猫耳ですよ。完全にツンデレ。間違いない。
モモイ、口が栗になっててこんな元気そうなやつが、おてんばじゃないわけがない!

ギャップ萌えなキャラで言うと、ホシノやヒナ、ツルギあたりでしょうか。

こんなちんまいホシノ、可愛いアホ毛キャラかと思ったらまさかのシリアス要素多めでおじさんびっくりだったよ
ヒナ、どう見ても強そうだしめちゃ強いんだけど思ったより乙女だし弱っているときのヒナが可愛すぎて本当に困るかわいい (この世界のロリキャラはギャップ無いとだめなルールでもあるの?w)
「絶対先生の前では乙女になるキャラだ!」とは思ったもののとんでもないぶっ飛んだ声を挙げ続けていて「もしかして見当外れだった?」と思ったら「はいやっぱりー!」って感じ


個人的にはエイミにもびっくりしました。こんなに淫r…ゲフンな格好をしているんだから、とんでもないぶっ飛びキャラかと思ったら…

エイミ、どう見てもえちえちすぎるでしょ。何だそのおっぱい…なんでジッパーついてるの…

若干天然だけどめちゃくちゃ頼りになる後輩キャラでした。

エイミかっこよすぎでしょ!マジでイケてる後輩すぎて惚れた。最高かよ!

(…でも結局そのジッパーは何なんだ)

キャラクター性が実に「こうなってほしい」になっていて、実家のような安心感があります。オタクコンテキストからの逸脱がなくて非常に心地よく過ごすことができます。「分かり手がやってるな!」って感じ。

物語を投影する媒体としてもよくできている

さて、ここまでメインストーリーの良さについて書き綴ってきましたが、ここから媒体としての魅力について紹介していきたいと思います。

往年のADVのコンテキストを踏襲している

オタクが一度は目にしたことのあるであろうアレゲのコンテキストをしっかり踏襲している安心感があります。それこそ画面構成とかオートモードとか。

こういった感じでデフォルメ絵がどーんと出てくるのもアレゲって感じしますよね

演出がパない

しっかりと「ゲームじゃないとできないこと」をやってきます。本当に最高。本当にズルい。Vol.1の第2章終盤の演出、大好きだし、Vol.2の最後には「えーーーそこでその曲を!!!えーーーー (尊死)」ってなったし。各編毎に神演出が入ってて心躍る感じです。「テンション上がるなこれは!」「る、、、涙腺がぁーーー」「ブラボーーー!!!!ブラボーーー!!!」「ありがとう…ブルーアーカイブ。」って感じ。

挙句の果てにストーリーの進行によってストーリー以外の風景も変わったり…と、「ソーシャルゲームのシナリオゲーとして、演出は何ができるか?」をしっかり考え抜かれてるなーって感じです。いやーほんとに凄い。

音楽がとても良い

Future Pop系の音楽なんですよね。私得じゃん。ミツキヨさん、KARUTさん、Norさんが主に曲を手掛けていて最高です。マジで最高。
特にミツキヨさんの曲マジで好きなので、本当に良さみがある。良い。
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Blue Archive OST - YouTube


しっかりキャラゲー(ギャルゲ)もやってる

キャラクター毎の個別シナリオももちろんあります。MomoTalkというメッセージアプリで生徒とやり取りをしてシナリオが進んでいく…というような如何にもギャルゲっぽい形で展開してくれます。
割と味気無いストーリーもあるのですが、訳の分からないほど先生がぶっ飛んでいるものも多く「あ、ギャルゲちゃんとやってるな」って感じがあります。
各キャラごとに進める中で「メモリアルロビー」という「それなんてエロゲ?」って感じの特別演出的な画面もあり「にくいなー」って感じですね。

夕日に照らされた公園。ブランコに座る少女。これは物語始まっちゃいますわ!!!

あとみんな先生の事が好き。これは本当に驚くほどみんな先生のことが好きなんですよね。なんでそんなに好きなの君たち。少し胃もたれするレベルでみんな先生のことが大好きだよね!?まぁ私も間違いなく先生のことが好きだけどさ!111

ゲームとしても面白い

「で、ゲームとしては何するの?」って話ですが、RPGらしいです。コマンドRPGになるのかな?

キャラクター固有のスキルを適宜選びつつポチポチ

基本的にキャラクター(生徒)を操作する事はできません。生徒は勝手にドンパチやってくれるので、先生はそれを「指揮」するという体裁になっています。編成を考えて出撃し、戦闘中はスキルポイントがたまる毎に各キャラクターの固有スキルを発動させていく…というのが基本的な進行です。
各キャラクターや敵には「攻撃」と「装甲(防御)」という属性がそれぞれ決まっており、それぞれ「すくみ」の関係性になっています。なので出てくる敵に合わせて編成をうまく構成する必要があります。

すくみの詳細

スキルはそれこそいっぱいあって。攻撃から回復、デバフまで様々な種類のものが存在しており、それらを元に編成を選ぶのも良いでしょう。

スキル選択と発動
戦闘シーンも含めていい動きをしてくれるんですよね。かわいい。

戦闘についてもAUTOモードが存在しては居ますが、結構ギリギリな戦いのときは普通に負けてしまうため「あ、ポチポチゲーではなくちゃんとRPGだ」って感じがしています。普通に奥が深くて面白いですね。

メインストーリーで「キャラクターのオンボーディング」をしれっとやってくる感じ

「メインストーリーやるためにはキャラクター育成が必須なんでしょ!?大変そう」
私もそう思っていました。

しかしながらそんなことは無くて。メインストーリーに登場する「戦闘」の殆どは自分で育てたキャラクターではなく、ストーリーに沿ったキャラクターが勝手に召喚されて使えます。というか選択の余地がありません。
当初「こんな良心的でいいの?」「みんなストーリー見てそれで終わっちゃうんじゃないの?」と思っていたのですが、これがまたそんなことはなく。しれっとゲームシステムだったり、キャラクターの性能や魅力についての紹介に繋がっているんだなーって印象を後々受けました。気がつけばハマるってやつですね。よくできている。

ソシャゲとして良心的

前述の通り育成しなくてもある程度は進めることができます。*6
なおかつストーリーを進めたり、ちょっと育成するだけで事あるごとに石をくれます。大盤振る舞いですね。はじめた当初は石が思いの外溜まってびっくりした記憶があります。総じてソシャゲとして良心的な印象です。
しかしながらこうやって進めているとどうしても欲しいキャラとかが出てくるんですよね。かわいいとか好きなキャラとかいう理由もありますが、普通に性能面でほしいキャラみたいなのも出てきます。かわいくて強い。最強かよ。こうなってくるともうそこは課金の入り口ってやつです。うまく出来てるわって感じですね。

また「課金しまくればすぐに強くなる」みたいなのが防がれた仕組みになっていることにも驚きました。レベルを上げるためには周回が必要で、周回するためには当然スタミナを必要とします。よくある仕組みで石を砕けばスタミナを回復できるのですが、1日の最大回復可能なスタミナの上限が決まっているんですよね。昔のソシャゲのイメージが染み付いていたのでこれには驚きました。金をツッコミまくればすぐブースト掛けられるってわけではないのかーって感じです。

正直、まだ御祝儀的な最初の課金*7以外、私は課金せずにここまで走ってこれています。 *8
こんなに遊べちゃっていいの?って感じですが、「メディアミックス側にお金落としてるから許して」って感じですね;

メディアミックスも最高

ここまで読んでくださっている方にはすでに伝わっていると思いますが、YouTubeでの丁寧なコンテンツ作りも最高ポイントの一つだと思います。
PVやショート動画等のコンテンツはもちろんのこと、アロナが色々と告知等をしてくれる「アロナチャンネル」もよくできています。ゲーム内でのアロナは合成音声で喋っているのですが、アロナチャンネルにおけるセリフの発話は若干それを意識したような雰囲気を感じています。挨拶のときの抑揚を少し抑えたり、語尾のイントネーションを若干崩してみたり。こういった細かい演出みたいなの、めちゃくちゃ良いですよね。
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ショート動画を出してきた時も感動した記憶があります。「ソシャゲのライトさとショート動画ってめちゃくちゃ相性が良い気がするのに、どうしてこれまで出てこなかったんだろう?」って。

総じてうまいなーって思うんですよね。分かっている感って2023年のオタクカルチャーにおいてかなり重要なコンテキストじゃないですか。メディアミックスでそれをアピールできていることは素敵なことだと思います。

こういうPCグッズとのコラボもいいですよね。オタクの需要を狙い撃ちしててとても好感が持てます。
ふもコレ×ブルアカ ミレニアム デバイス特集ページ|ふもっふのおみせ

そんな事もあって、ブルアカのアニメ化には期待をしています。
anime.shochiku.co.jp



ただただ感心する

こんなストーリーにこだわった新規IPなゲームがソシャゲで出てるんですよ!それもこの令和の世に。めちゃくちゃビックリじゃないですか?

普通に考えてソシャゲでこういった丁寧なストーリー展開をし、かつ非常に良心的とも取れるシステムを採用しておきながら、商業的にも成功させていることにただただ感服します。
私もいわゆるWeb IT系の端くれにいるので、なんとなくソシャゲの開発現場の雰囲気は理解しています。それに思いを馳せた上でこれが実現できているのが本当に感動的です。

思い返せば今のメガベンチャーと呼ばれるWeb系の会社は、いわゆるソシャゲバブルでのし上がった会社が数多くあります。そしてその裏側には「めちゃくちゃ頭のいい人たちが、めちゃくちゃ知恵を絞りあって最高のソシャゲを作る」みたいな世界観があるように思っています。ストーリーにせよゲームシステムにせよ、知恵を絞りABテストを繰り返しカスタマージャーニーを行い、利益を最大限に追求して出来上がったものが数多くあるように思います。
一方でブルアカにはそういうソシャゲっぽさを感じません。どちらかというとコンシューマーゲームに近いような芸術作品としての側面というか、丸く収まっていないような面があるように感じています。

思い返せばこれは多分最近のディズニー作品に受けている印象と似通っているかもしれません。日本のメガベンが手掛けるソシャゲをディズニー作品と例えるとしたら、ブルアカは新海誠作品や庵野秀明作品ってところでしょうか。どっちが良いとかいう話ではなく「めちゃくちゃ頭のいい人たちが集合知でやっても、この突き抜け方はできないだろうな」って印象があります。
とにかく一貫性と突き抜けている点に感動しています。当初からかなり丁寧にお金をかけている印象があるのですが「その時点でその稟議が通るの凄いな」と思わずにはいられません。きっとキム・ヨンハ統括プロデューサーにかなりの裁量が与えられており、彼がやりたいことをしっかりできるチームを作り上げて走り抜けているんだなという印象があります。

ブルアカや原神が流行っているのを横目に「どうしてこういったソシャゲが日本から出ないんだ?」みたいな発言をしている人をたまに見ます。私としては作り方が違うんだろうなーという気がしています。私達が歩んできたソシャゲの作り方とは違った作り方に対して、ちゃんとお金をかけて走らせてあげられる土壌があるんじゃないかと想像しました。

公式アートブックに掲載されている対談記事のHwansangさん(アートディレクター)の発言に、下記のような一節がありました。

「オタク文化への理解が高いクリエイターたちが集まり、オタクが魅力を感じることのできる新しいサブカルチャーIPを作る」というところに魅力を感じて、参加を決めることになりました。

ブルーアーカイブ オフィシャルアートワークス p.282より引用

こういったコンセプトをやり通して成功しているのは本当に良い話だと思っています。


最高のストーリー、最高のゲームをありがとう

本当に最高でした。最終編の盛り上がりとその期待を裏切らない最高のストーリー!マジで最高!!!
SF、バトル、アクション、困難、危機、絶体絶命、そんな状況でも「同じ状況で、同じ選択を取る」先生の姿がそこにはありました。やっぱり信じられるのは先生!そして最高の生徒たち!!!「前へ進もう 次の扉の向こう」に!!!!そこには「すべての『奇跡』が在る場所」そう「あまねく奇跡の始発点」であり「私たちの帰る場所であり、私たちの物語が始まる場所」がありました。そう、それこそが『Blue Archive』!!!!うぉおおおおおおおお!!!!!

本当にこの演出とストーリーは最高でした

やっぱ青春の物語だったんだな!!!!最高!!!!!!!!!!!!

最終編のラスト、今見ても目頭が熱くなります。最高の物語をありがとう。アニメ化もめちゃ期待しています!BD買うぞ!


最後に

気がつけば30000字に近づく勢いで「久しぶりにこんなに大量の文章を書いたな」みたいな気持ちになっています。まさに良いリハビリになりました。リハビリとは言い得て妙で割と難産でした…今の私の書き残しておきたいことがちゃんと書けているか若干不安ではありますが、まぁ勢いで書いているのでこんなものでしょう。最終編終わった瞬間にその勢いで書き上げていれば、もっと新鮮さを持ったぶっ飛んだ何かが書けた気がしており、その点は少し後悔しています。

しみじみと「こんなにハマるとは思っていなかった」という感じです。びっくりしていますね。本当に本当に。たった数ヶ月前まで、ただの可愛いキャラが出てくる、薄い本のネタに事欠かないコンテンツというイメージしかなかったのですが…


今では無限にブルアカのストーリーを浴びたい気持ちでいっぱいです。Twitterで流れてくるブルアカギャグ漫画を見てクスクスしていますし、もっと解釈一致なストーリーを享受したくてウズウズしています。そんなこんなでオンリーイベントにも行きたくなったりと、こんな気持ちになったのは本当に久しぶりです。それこそ13~14年前…どっぷり東方にハマって二次創作を追いかけまくっていたあの頃を思い出すような熱い気持ちです。そうか、これが私のブルーアーカイブだったのか…こんな気持ちにさせてくれる媒体が2023年にあることがまさに奇跡であり感謝という気持ちでいっぱいです。

思い返してみれば、実はブルアカをやることを少し避けていたような気にしていて。
白状するといわゆる「大陸ソシャゲ」を少し毛嫌いしていたというか、「金はめちゃ掛かっているし、その結果として最高のグラフィックとかがあるけど、ストーリーや演出や細かいところがNot for me」みたいな偏見がありました。だってほら、Twitter広告で回ってくる中華ソシャゲって、怪しい日本語と「金!赤!力!」みたいな中華カラーを感じるような演出、それに相応しそうなストーリーな雰囲気するじゃないですか。大変失礼な話ですが、そういったものと似たカテゴリーに分類していた気がしています。

実際サービス開始直後に回ってきたスクショにおける背景の日本語がちょいちょいおかしかった記憶があり「うーん、何か頑張って日本風な何かを作ろうとしてるのかな…」みたいな感想を抱いていた気がしています。それにキャラクターの命名も少し変わってるじゃないですか。他にも百鬼夜行とかも、モチーフは日本らしいですがちょっと違和感だったり…山海経の「それっぽさ」と比べると何かやっぱちょい違うというかなんというか…まぁそんなこんなで脳の奥深くにしまわれたネトウヨの血みたいなのが騒いでしまって、若干避けていました。

実際、初めてみると確かにちょいちょい気になるところはありました。こんな感じで。

「ちゅうはくちょう」なんて地名は不自然でしょ
このフォントで「優しい甘さのアイス」はあまりにもcyberpunk

しかしながらそんなことはどうでもよく感じるほど、キャラクターの描写やストーリーのテキストがジャパニーズオタクカルチャーコンテキスト全開なんですよね。isakusan、あなたはほんとに日本人じゃないの?
「日本人じゃないの?」といえばミツキヨさん、KARUTさん、Norさんが日本人じゃないってことも、ブルアカ始めるまで知りませんでした。これにもびっくりです。

あんまりちゃんとは調べてはないですが、開発主体はNEXON Gamesですし中核メンバーに日本人は多分ほぼ居ないんじゃないかな?と思います。そんな開発陣がこんなにも透き通ったオタクコンテキスト全開コンテンツを作られていることにびっくりします。ほんとに日本のオタクポップカルチャーは世界に羽ばたいていったんだなという率直な気持ちです。
それこそ私が東方同人を追いかけていたあの頃ですら想像できなかった世界でしょう。そういった羽ばたいていったカルチャーが共通認知を醸成して逆輸入という形で帰ってきて、なおかつそれが日本で受け入れられている…この事実自体エモ以外の何物でもないと思っています。私の世代はオタクが疎まれて後ろ指を刺された最後の世代だという認知をしています。そんな私達の愛するオタクコンテキストが世界中で通じる共通認知となって輪を描いている。この事実にエモさを感じられないわけがないわけで。あぁエモい。
食わず嫌いは良くないですね。コンテンツはガンガン食べていかなきゃ!

何はともあれ割と色々と衝撃だったわけです。カルチャーショックもありましたし、この歳になってもこんなに新しいゲームにハマれるんだという率直な驚きもありました。
はじめたときは「最終編終わったらシュッとやめよっと」って思ってたんだけどなぁ。本当にびっくりです。同世代のみんなにはぜひこの感動を味わっていただければと思いました。



そんなこんなでブルアカの話でした。運営の皆さん、素敵なゲームをありがとうございます。これからも楽しみにしています。

フレンドコード: ALFASSJC




余談: これから先生になるあなたへ

初めた頃の私に伝えたいようなことを書き残しておきます。さくさくとストーリーを読み進めたいあなたにも読んでほしい…

ストーリーの進め方

最終編がとりあえず一旦の区切りだと思ってください。そこまで走り抜けると感動でスタンディングオベーションって感じです! (これを2年掛けてやったのかすげぇなってなると思いますよ)
最終編を楽しむために下記の順番でストーリーを見ていくと良いと思います (なぜこんなことを書いたかと言うと、2023年7月現時点でVol.4に2章が公開されているからです)

  • Vol.1 対策委員会編
    • 1章 対策委員会の奇妙な1日
    • 2章 失ったもの、手放さなかったもの
  • Vol.2 時計じかけの花のパヴァーヌ編
    • 1章 レトロチック・ロマン
    • 2章 友情と勇気と光のロマン
  • Vol.3 エデン条約編
    • 1章 補習授業、スタート!
    • 2章 不可能な証明
    • 3章 私たちの物語
    • 4章 忘れられた神々のためのキリエ
  • Vol.4 カルバノグの兎編
    • 1章 RABBIT小隊始動!
  • 最終編 各章

ガイドミッションをやろう!

右上にガイドミッションってやつが出ていることにすっかり気が付かなかった、説明を聞かないことで定評のある私でした。
これをやるだけでノノミがゲットできます。それも割といっぱいノノミを強化するための諸々が得られます。これを得ておくだけでかなり攻略が楽になるのでガガガッとやっていくことをおすすめします。普通にノノミ強いからね。

Vol.3を進めるまでにある程度育てておこう!

名取さなの配信を見てはじめたので、ストーリー内で「自キャラ」での戦闘を求められることを知っていました。しかしながら前述の通り、いざ始めてみるといつまで経っても自キャラでの戦闘がはじまりません。「きっと自キャラでの戦闘は最終編の演出なんだろう」「なんて良心的!」とあんまり気合を入れて育成に励んでいませんでした。
そんな中でチームメンバーと「ブルアカはじめたよ!」って話をしたんですよ。そうしたところ「Vol.3は結構大変なのでがんばってくださいね」って情報が…
とりあえずVol.3の3章はレベル45程度無いと結構シビアな印象です。そこにたどり着くまでにそのくらいのレベルまで頑張って育成しましょう。

逆に最終編についてはレベル50程度でなんとかなるイメージなので、Vol.3を突破できるレベルに至っていれば後はシュシュッと走りきれると思います。

冒頭は石があったら砕いてスタミナに回しても良いかもしれない

割とブルアカ運営はやらかしが多いみたいで。予定外の長期メンテナンスが発生したりしています。ちょうど私が始めたときもその直後だったみたいで。はじめた時点で大量のスタミナ配給や石の配給があったみたいです (その事実にあんまり気がついてなかった)
それのお陰で結構序盤進めやすかった気もしています。割と石を砕いてスタミナに当てていました。

実際のところ、ストーリーを読むことに主軸を置くとさっさとレベル50くらいまで上げることが重要です。ガチャ至上主義な人からは「スタミナで石を砕くなんて」って思われそうですが、個人的にはストーリーを読むことを主軸としてはじめたなら、ガンガン石砕いていいと思います。
ストーリーを各話読むごとに石が40はもらえるので、結構富豪になれます。ガンガンやっていこう。*9

ユウカもいいがツバキも育てろ!

はい。タンクはユウカ一本で生きていこうと思っていた時期がありました。「『すくみ』なのにそんな事、成り立つわけがないでしょ!」
ツバキ強いです。マジで硬い。早くそれに気がついておくべきでした。あんまりレベル上げ無くてもかなり硬い。あとスキルを使えば、敵の注目を一気に集めて他の仲間への攻撃をかなり減らせます。おすすめ。あとはそれにセリナとアコを組み合わせた編成にかなり助けられました。お二人ともパッシブスキル*10が回復系なので、私のめちゃ好みです。ちなみに私はポケモン金銀だとミルタンクがお気に入りでした。やはり回復は神。

残りは何かノリでなんとかなると思います。簡単に出てくる系だと、爆発ならムツキ、アカリ、セリカ辺り、貫通系だとジュンコ、アカネ、前述のノノミとかでしょうか。みんな活躍してくれています。

未だに編成の順序まで気を使う事はできてない時の顔

レベル上げには任務Hardの掃討が良いかも

任務ってやつを進めると、育成ができるのはもちろんのこと、ゲームの様々な要素が開放されたり、経験値が得られたりと色々と良いことがあります。しかしながら任務を進めれば当然敵は強くなってくるわけで…レベル上げが追いつかなくなる瞬間があります。そんな時に「どこでレベル上げしたら良いんだ?」ってなりますよね。
個人的には任務Hardを周回するのが良いかと思っています。掃討を使って。
まず冒頭はこの「掃討」ってやつを理解していなくて。任務目標をすべてクリアした場合、戦闘をプレイしなくても経験値やアイテムが得られる「掃討」というのが開放されます。いわゆる周回用の仕組みですね。これに気がついたのが始めて1週間程度だったので機会損失を感じました。

任務Hardでは特定キャラクターの「神名文字」というアイテムが得られます。これを一定量貯めるとキャラクターの上限性能を上げたり、そもそも持ってないキャラクターの神名文字を貯めるとそのキャラと交換できたりします。
私はユウカを育成したくて、とりあえずユウカの「神名文字」が得られるところで周回しまくっていました。悪くない。

ちなみにこのHardは無尽蔵に回せるわけではなく、通常1日3回までしか各ステージを回すことができません。しかし1回までなら石を砕いて周回回数を+3回追加することもできます。これをするかどうかは悩ましいところですね。当初ほしいキャラクター(シロコだったりホシノだったり)の周回もしまくっていたのですが、もしかしたらその砕いた石をガチャに回しておいたほうが効率良かったのかも?とも思ったりします。このあたりは真面目に期待値を求めればおそらくすぐ求まるとは思うのですが、そこまでのやる気は持ち合わせてなかったので気分で石を砕いたり砕かなかったりしていました。3ヶ月くらいせっせと周回していたら、とりあえずユウカは☆5に、シロコとヒフミはゲットできたのでまぁ悪くなかったのかな?という印象ですね。

任務のパズルでは戦闘スキップを駆使しよう

こんなに便利なのになんで誰も教えてくれなかったの…

「戦闘スキップってなんだろ?」って思い続けてました

あとランキングがある系のもの以外は、リトライしてもあんまり痛くないことがほとんどなので、ガンガンリトライすると良いと思います。うまくいかなければいくらでもやり直せます。

さっさと任務を進めて「カフェ」を強化するとお得

カフェってやつがあります。これはスタミナの自動回復以外にもスタミナを得る手段になります。カフェの開放も強化も、任務を進めることで実現できます。やっておくと効率的にレベル上げができます。

イベントは周回したほうが得

「メインストーリーを読みたいだけだから、イベントにかまけている時間はないんだよなぁ」そんな風に思っていた時もありました。
まぁ普通にイベントストーリーが面白いこともありますし、それ以上にイベントを回ると結構良い感じにアイテムが得られるので割とおすすめだと思っています。効率の良いレベル上げだったりキャラクター強化に繋がるのでゲーム開始時にイベントが開催されていたらとりあえずやってみることをおすすめします。あとイベントシナリオを読んでも石がもらえます。ありがたや。

カフェで絆レベル上げはやっておいて損は無い気がする

ちゃんと招待しような。

序盤からせっせとやっていればもっと早く絆レベル20になったのに…

3週間あれば最終編の全シナリオが読めるはず

上記を参考にレベル上げとシナリオ読み進めができれば、おそらく2週間~3週間程度で走り抜けられます。ちなみに私は2週間ちょいで最終編までたどり着いていますが、おそらく4~5日くらい無駄にしてしまった気がしているので10日で最終編も可能かもしれません。


2年掛けて積み上げられた綿密なストーリーは読了感最高なので、みんなも一気に駆け抜けてほしい…


ちなみにこういう勢いで駆け抜けると一時的にこんな光景を拝むことができました。しゅごい。

一桁台はびっくりでしたね

余談: iPadでのプレイが体験良すぎ

近頃の縦長スマホと比較すると格段に画面が広いです。かつおそらくアセットの多くが16:9よりはもう少し縦長…ってくらいの解像度に合わせて作られている気がしています。なので今どきの縦長スマホだと上下が見切れるんですよね。
個人的にはiPadだと見えてないところが見えてて嬉しい!って感じなのですが、今まじまじと見たらiPadはiPadで左右が若干切れているみたいです。これはこれでもったいなさを少し感じてしまいますね…やはりスマホにはスマホの、iPadにはiPadの良さがあるか…

アセットの面はそんな感じなのですが、そもそもとして大画面のほうがプレイしやすいとは思います。スキルによっては割と絶妙な操作を求められたりするので、家でゆっくりやるときはiPadのようなタブレットがベターなように感じています。

余談: なんでこんなにえちえち創作がいっぱいあるんだろうね?っていう話

言及しないといけない大切なことが残っていました。ブルアカの二次創作についてです。ずーっと気になっていることがありまして。そうです。「どうしてこんなにエッ…な同人が盛り上がってるんだろう?」です。「人気タイトルだからでしょ?」で切り捨てるのも簡単なのですが、本当にそれだけなんだろうか?という気持ちがあります。

というのも2021年2月の私はこのようにコメントしています。


はい。これが当時の感想のようですね。全くツイートした覚えがないですが、今回記事を書くためにツイートを漁っていたら見つけました。
この感想を見るまでは「キャラデザがえっちだから、えっち同人も盛り上がるんでしょ?」程度に思っていたのですが、それであればリリース当初からもっとその領域が盛り上がっても良かったように思います。というか今どきのゲーム、えっちなキャラデザなんて無限にあるわけで、それだけでこれだけ盛り上がっていたら楽なものでしょう。
えちえちなキャラデザといえばエロゲがあるわけですが、よく考えたらエロゲでめちゃくちゃ同人が盛り上がってるってそこまで多くは無い気がしていて。*11 エロゲ(ギャルゲ)のコンテキストをリスペクトしているであろうブルアカと、エロゲの明確な違いって何なんだろうって思っていました。

そんなことを考えながら昨晩眠りについたのですが、意識を失う直前にあることに気が付きます。「そうだ、ブルアカにはえちえちな展開は無いんだ」と。そうです。ブルアカはあくまでもほぼ全年齢向けなんです。*12
いくらモモトークで先生がはっちゃけ「うわっ…この先生めちゃ変態じゃん…」となったとしてもえちシーンはないのです。

そう考えるとこの盛り上がりは他のものを連想させます。そうです、ラブプラス+やキミキスです。ラブプラス+はCERO:C、キミキスに至ってはCERO:Bですからね。あんなに性癖を詰め込んでそうなゲームがそういったレーティングなのはびっくりしますよね。ほんとか?
明らかに生徒たちは先生のことが大好きです。絆レベル上げるともうびっくりするくらいデレます。「先生と生徒が恋愛をするというのは、キヴォトスでは犯罪ではありません!い、言いたいことはそれだけです……。*13」ってセリフを聞いて「君がそれ言っちゃうの!?」となったのは記憶に新しいです。同人のえちえち展開がスムーズに頭に入ってくる程度にはデレます…でもブルアカ内ではそういったシーンや展開はありません。
連想はできてもそれに触れてない…みたいな絶妙なバランスこそが、やはり創作意欲を掻き立てるのでしょうか?まぁ描くわけにもいかないとは思いますが。先生はみんなのものですし。やはり同人の世界に閉じておきましょう。

やっぱり日本の文化、侘び寂びが流れているんでしょうね。見えないものに趣を感じる。粋だなぁー。


おしまい。

*1:スマブラSPECIALかな?

*2:そろそろリハビリが明けてきたなみたいな気持ちがあったりします

*3:薄い本はいっぱい買った

*4:ゲーム配信があんまり得意じゃない…

*5:物語中でなんか暗躍しているよくわからない連中

*6:ここで含みを持たせている理由は後述しています

*7:StartDash募集

*8:これは褒められた話なのかはわかりませんが

*9:「あーあの時無駄遣いせずガチャ用に置いておけば」って後悔がある…かもしれないので、用法用量を守ってやっていきましょう

*10:スキルポイントを使わなくても勝手に発動するやつ

*11:Fateはとりあえず置いておいて

*12:日本では小学生以上対象らしい

*13:キリノのセリフ