ファイルサーバーをリプレースしようと思い、ASRock Z87 Pro4とIntel Core i3を購入しました。
ちなみにOSはDreamSparkで頂戴したWindows Server 2012 R2です。
ありがとうMicrosoft、ありがとうDreamSpark。
しかし思わぬトラブルが。
ASRock Z87 Pro4のドライバはWindows Serverに対応していない!!!
ということで、頑張って入れます。
真似をするのは自己責任で。
そもそも
そもそもだけど、Windows Server 2012 R2のカーネルや基本基盤はWindows 8.1と同様です*1。
ってことで、動くはずなんだよね。
ちょっと入れるのがめんどくさいドライバ
前準備
作業を行うに当たって、ドライバ署名のチェック機能を無効にしておく必要があります。
管理者権限でコマンドプロンプトを実行*2し、以下のコマンドを動かす。
bcdedit -set loadoptions DISABLE_INTEGRITY_CHECKS
bcdedit -set TESTSIGNING ON
これでドライバ署名のチェックが切れました。平和ですね。
LAN(Intel I217-V)ドライバのインストール
ASRock Z87 Pro4にはIntel I217-Vというネットワークチップが使われているのですが、そもそもIntelはこのチップ用のWindows Server 2012 R2なドライバを開発していません。悲しみ。
ネットに繋がらないパソコンをセットアップするのはかなりめんどくさいので、とりあえずこれから入れてみます。
ドライバのinfファイルをいじる
ASRock Z87 Pro4のドライバディスクから以下のドライバフォルダを適当な場所にコピーします。
Drivers\LAN
そして以下のファイルを編集します。
[ControlFlags] 項目の以下の要素を削除。
ExcludeFromSelect = \
PCI\VEN_8086&DEV_153A,\
PCI\VEN_8086&DEV_153B
[Intel.NTamd64.6.3] 項目に以下を追加。
%E153BNC.DeviceDesc% = E153B.6.3.1, PCI\VEN_8086&DEV_153B
%E153BNC.DeviceDesc% = E153B.6.3.1, PCI\VEN_8086&DEV_153B&SUBSYS_00008086
%E153BNC.DeviceDesc% = E153B.6.3.1, PCI\VEN_8086&DEV_153B&SUBSYS_00011179
あとは LAN\Intel\(v18.5_PV)\Autorun.exe を実行してドライバをインストールしましょう。
これでインターネットにつながるようになります。
Intel Management Engine Interfaceを入れる
次はこの「PCI 通信シンプルコントローラー」のドライバを入れます。
デバイスID等を調べる
これのVendorIDとDeviceIDは以下の通りでした。
PCI\VEN_8086&DEV_8C3A&SUBSYS_8C3A1849&REV_04\3&11583659&0&B0
データベースサービスを使って検索します。
PCI Vendor and Device Lists
Chip Number: 0x8C31
Chip Description: Intel(R) Management Engine Interface
Notes: Version V12.6.0.1033 from ASUS: http://dlcdnet.asus.com/pub/ASUS/nb/DriversForWin8/MEI/MEI_Intel_15M_Win7_8_VER9001287.zip w7 64-bit http://support.lenovo.com/us/en/products/desktops-and-all-in-ones/thinkcentre-e-series-desktops/thinkcentre-e93z//downloads/DS003852
Microsoft ACPI-Compliant Systemのドライバを入れる
残された「不明なデバイス」のドライバを入れます。
ACPI\INT33A0\0
下記サイト曰く、これはIntel Smart Connect Technology Driverらしいです。
Unknown Device: ACPI INT33A0 Driver for Intel Smart Connect Technology
ダウンロード、インストール
Intel® Download Center
特にお膳立てしなくても動作しました。
最後に:ドライバ署名のチェック機能を有効にする
bcdedit -set loadoptions ENABLE_INTEGRITY_CHECKS
bcdedit -set TESTSIGNING OFF
まとめ
とりあえず動いているっぽい。
ただ、デバイスマネージャーには「Microsoft 記憶域コントローラ」というどう考えても認識できてなさそうなデバイスも見えたり…
ただ、最低限のデバイスは入れれただろうし、一応は満足…かな?