皆様いかがお過ごしですか?
『新しい生活様式、やってる?』
yanoshiです。
引きこもるのは特に辛くないのですが、気軽に呑みに行けなかったり気軽に旅行に行けないのはとても機会損失を感じます。早く収束して気軽にお出かけできる日々に戻ってきてほしいですよね。
さて、遡ること数ヶ月、まだCOVID-19がここまで日本では騒がれる前、実はコツコツと家に引きこもりDIYをしていました。
きっかけは収納の枯渇だったためまずは棚を作ろうとしたのですが、「それならついでに机も…」「テレビとかも良い感じに付けたいなぁ」とどんどんと手を広げていき大規模工事に発展してしまいました。ほんとは1月の連休で終わらせるつもりだったんだけどなぁ。
一時はどうなるかと思いましたが、無事緊急事態宣言前に終わらせることが出来ました。
DIY開始当初はまさかこんなご時世になるとは思っていなかったのですが…この引きこもり生活、DIYしていなかったら死んでいたかもしれませんね。
棚への収納やら後片付けやら出てきたゴミの処分やらも落ち着いて、やっとスッキリしてきたので備忘録としてつらつらとメモっとくことにします。
タイトルの通りラブリコを使ったので、壁に一切穴を開けずにちょこちょこしたのが自慢ポイントです!
何をしたのか
「とりあえずこれを見て欲しい」って感じ
Before
「いやこの時点で色々とおかしいでしょ」と思われた方は下記の記事を御覧ください。もともとからテレビは浮いていました。
割と自慢の環境だったのは事実です。しかしながら課題がいくつか有りました。
- テレビは思ったより低い位置に浮いており、寝相悪いと蹴りそう
- せっかくテレビが浮いているのに、PCを触っていてテレビを見ることができない
- 圧倒的収納不足
- 机が狭い
引っ越してきた当初はスッキリとしていたのになぁ…よくあるやつですね。
作り方
この項は完全に個人メモみたいなところがあるので、興味のない人は読み飛ばしてください;
ちなみに筆者のDIYスキルはかなり低いと思ってもらえれば。中学校の工作以来まともな木工はやって無かったので、超久しぶりの木工でした。やればできるものですね。
※実際は棚と机を作ってから少し時間を置いてテレビ台を作りました。が、時系列順で並べるといくら書いても書き終わらないので分かりやすくまとめちゃっています。
注意: ここに書いてある内容を実施して同じように組み上がることはまず無いと思います。ここに記載してある内容を真似する場合は全て自己責任でお願いします。
コンセプト
壁に一切穴を開けないことをコンセプトにしました。賃貸なので。そこで役に立つのがこのラブリコ。
平安伸銅工業 LABRICO STAPLER FIX シリーズ 2×4 アジャスター マットブラック DXC-1
- メディア: Tools & Hardware
「2x4の角材」とこの「ラブリコ」を組み合わせて良い感じに仕上げるというのが今回のコンセプトです。1本の角材あたりの耐荷重はアジャスターにもよりますが20kg~40kgということで、それなりに頑張ってくれます。
labrico.zendesk.com
また、机の天板を四角形で無く、ちょっと斜めな形にすることで、狭いお部屋を良い感じに活用しようと考えました。
設計図
作った物を大きく分けると「棚と机」と「テレビ台」の2つになります。
私はお絵かきが昔から下手なので、こんな時に便利なツールがIllustrator!ってことでイラレでサクッと仕上げました。設計図と呼べるほどしっかりはしてないけど。
ちなみに採寸する時にレーザー距離測定器と下地センサーはかなり役立ちました。当初は買ってなかったのですが買った瞬間からQoL爆上がりだったのでケチらずに買うべきです。
BOSCH(ボッシュ) レーザー距離計 GLM500 【正規品】
- メディア: Tools & Hardware
シンワ測定(Shinwa Sokutei) 下地センサー HG 78577
- メディア: Tools & Hardware
下地センサーを使って梁や下地を探して、その箇所に2x4角材の位置を当てはめていきます。とは言うもの普通天井の端にはちゃんと角材が入っているようなので、壁に沿わせて設置する場合にはそこまで気にしなくても良いかもしれません(ってインターネットに書いてあった)
一応はこんな感じの考えで作ってます。(超雑)
- なるべく下方向の力 & 2x4角材の長辺方向の力のみになるような配置
- 前方向にそれなりに力がいきそうな部分は机の足とかでカバー(してるつもり)
棚の図面
机との結合はかなり雑だったのでそこは図面すら書かずに適当にやってしまったのですが、まぁ概ねゴツい所はこんな感じ。
机の図面
机まで来たら更に雑ですね。机をどんな角度で切るかを調べるためだけに書き起こしていた感じです。
テレビ台の図面
ここまで来たら図面すら作っていませんでした。ウケる。
割と余った角材でババっと作っちゃったのでなんとも…って感じですね。
買い物
「あっ!あれがない」とか「やっぱりテレビも固定したいなぁ」となり、いっぱい買い物に行きました。東京のホームセンター事情はよく知らなかったのでどこに行くのか迷ったのですが、ラブリコ専用コーナーのあるカインズホームがかなり2x4角材関連の具材が充実してそうだったので、最終的にはカインズホームに通い詰めることになりました。
カインズホーム、かなり便利なので気に入りました。(実家では主にコーナンとダイキに行ってた気がするので、カインズの良さを知らなかった)
www.cainz.com
便利なところはこんな感じ。
- 店頭在庫がWebで検索可能
- スマホアプリが会員証になる
- 店舗に行くとスマホアプリが「店内モード」みたいな感じになって、店頭在庫検索&店舗マップと商品の位置を教えてくれる
で、調べた所、在庫が充実していた近所のカインズホームは浦和美園店だったことをお伝えしておきます(全然近所じゃないw)
カインズ浦和美園店 | 店舗検索 | CAINZ
そんなこんなでカインズホーム浦和美園店にカーシェアで借りた車で通い詰めました。5回は行ったかもしれません。みんなはもう少し計画的にDIYしような!
買った木材はこんな感じ
- 2x4(38mm × 89mm)の角材 (長さ: 229.6cm) 3本
- 2x4(38mm × 89mm)の角材 (長さ: 171.4mm) 2本
- 2x4(38mm × 89mm)の角材 1本
- 2x6 (テレビ受け) (長さ 804mm)
- 1820mm × 150 mm パイン集成材 3枚
- 910mm × 400mm パイン集成材 1枚 (要加工→750mmへ)
- 910mm × 250mm パイン集成材 1枚 (要加工→750mmへ)
- 1820mm×450mm×15mm パイン集成材 (要加工→1300へ) 2枚
- 150~210mm × 804mm パイン集成材 1枚
- 320mm × 125mm パイン集成材 2枚
- 320mm × 1380mm パイン集成材 1枚
- 100cm × 100cmな机天板
- 有孔ボード 880mm × 200mm~300mm
- 有孔ボード 230mm × 400mm~500mm
工具は新規でマルチツールと適当なノコギリ、適当な曲尺、万力、ニス塗り用ハケ辺りを購入しました(ドリルは既存でIKEAのがあったので買っていない)
ボッシュ(BOSCH) 10.8V コードレスマルチツール(カットソー) (2.0Ahバッテリー1個・充電器・キャリングケース付) MLT1108
- メディア: Tools & Hardware
棚板や天板のニスには和信ペイントの水性ウレタンニスを使いました。インターネット曰く割とおすすめらしいです。
和信ペイント 水性ウレタンニス 屋内木部用 高品質・高耐久・食品衛生法適合 透明クリヤー 130ml
- メディア: Tools & Hardware
加工については直線カットはカインズホームには加工サービスがあったので、そこに投げました。安価ですしサクッとでかい機械で切ってくれるので良いものです。(1mm単位の誤差を気にする場合は適さないかもですが)
なので家での加工は直線では無いカットだったり、微調整だったりがメインとなった感じです。
組み立て
机と棚
こんな感じで加工した2x4角材を建設していきます。
ちなみに作ってる途中で高さを変えたくなった時に詰みたくなかったので、棚板はいわゆるダボレール(ASF-1)とウッドブラケットで固定しました。幸いにもカインズにはかなり大小様々なウットブラケットがあったので、良い感じのサイズのものを取り揃えることができました。
品番一覧 | ROYAL WEB CATALOGUE PLUS
ハイロジック チャンネルサポート600mm ASF-1 クローム
- メディア: Tools & Hardware
ロイヤル 木棚板用専用 ウッドブラケット 左側用 A-33 300mm
- メディア: Tools & Hardware
凝っている人は角材に溝を入れてダボレールをそこに敷設するみたいです。私のは完全に手抜きですねw
で、適当に棚板を入れていきました。
ここでちょっとミスったのが棚板のたわみをあんまり考慮していなかったこと。思ったよりたわみましたね。後から背面にステンレス曲板チドリ的なのを入れたら少しマシになったのですが、今度DIYするときはしっかりと考えておきたいところです…
そこから机を敷設。
机の天板や、棚板の強度の心配な部分だけ、高さが確定されたタイミングで棚受けで固定しました。
あと天板の2x4角材じゃない方の部分は、以前利用していた机(IKEA製)の足(OLOV オーロヴ)を再利用しています。値段の割にしっかりしているので割とおすすめです。
www.ikea.com
ここまで来たら後はひたすらに、棚板を入れたり、微調整したり、買い物行ったり、微調整したりの繰り返し
何気にこのタイミングでEIZOを買いまくりました。わいわい。
パワーじゃん。 pic.twitter.com/un7Eo0UfoK
— yanoshi (@yanoshi) February 2, 2020
えへへー全部EIZOだよぉー pic.twitter.com/s1DxIfJqj9
— yanoshi (@yanoshi) February 3, 2020
テレビまわり
この時点で1ヶ月以上が経過していたのですが、そこでふと「テレビ周りもきれいにしたい」と思いはじめてさぁ大変。
もともとはこんな感じでした。
それなりにメタルラックで頑張ってました。
それが…
はい。完成!
自慢ポイント
広々とした机のスペース
これが長年の課題だったのですが、机を斜めにすることでかなりの面積を取ることができました。思ったとおりです。
机の角度とテレビの位置とディスプレイの位置
絶妙な高さ。そして絶妙な角度。
おかげでテレビを見ながらパソコンパタパタできます。55型4K有機ELでYouTube見ながら作業ができるぞ!
ちなみにテレビとメインPCは10mのHDMIケーブルで繋がっています。超便利。
ちなみに使っているケーブルはこれ。アクティブタイプのHDMIケーブルなので、入力と出力の端子で分かれている事を気をつける必要があるのと、HDMI分配器等は対応していない可能性があることを注意しましょう。
かっこよく宙吊りになったテレビ
気に入っています。
ケーブルも宙に浮かせた
めちゃくちゃキレイな配線にはなってませんが、地面に這ってないのでかなりお掃除が楽になりました。掃除機でササッです。
ちなみにティッシュとかもラーメン屋のごとく宙吊りにしています。
机の一部が折り畳める
食事の時とかに使って、VRしたいときは折り畳めます。
棚受けにはこれを使いました。The中華パーツって感じですが、思ったよりしっかりしていましたね。
コンテッサセコンダは最高!
DIYは関係ないのですが、これを機会にコンテッサセコンダに買い換えました。
Contessa Ⅱ (コンテッサ セコンダ)|チェア|株式会社オカムラ
ワーカホリックというお店が非常によろしくて、そこで色々な椅子を試した結果コンテッサセコンダになりました。良いお店!
www.iamworkaholic.jp
所感
ちょうど2月末に終わらせたので、緊急事態宣言ギリギリ前でした。危なかった。
このDIYをしていなかったら、数ヶ月の引きこもりはかなり厳しかった気がしています。本当にやっててよかった。PCをしながらテレビも活用できるのは想像以上にQoLが高かったです。
ただ、まさかこんなに社会が変わるとは思っておらず…正直リモートワークができる会社になるとは思ってなかったんですよね。そこが想定外でした。
良くも悪くもこんな環境を整えてしまったので引っ越しづらくなってしまいました。もしDIYをしていなければ、今頃脱23区して郊外の広い家に引っ越していたと思うので、どちらが良かったのかはよくわかりませんね。
まぁ結果的にQoLは現状高いので良しとしましょう。
あとは地震が来ても崩れなければ勝ち!…なのですが、どうなることやらw
(崩れたらそれはそれでまた記事のネタにでもします(白目))
余談その1
DIYを舐めてました。めちゃくちゃ時間も掛かったし、お金も掛かりました。
おそらく総経費で言うと15万とか掛かってるんじゃないかな…マジで引っ越し代と同じくらいの価格じゃん…ふぇぇ…
余談その2
何故か近頃のインターネットで「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳は どうすりゃいいですか?」のタイトルをもじるのが流行ってますね。
発売から結構経っているのにどうしたのだろう?あのOPはとても良いものだと思います。
www.youtube.com