連載3日目です。
- 1日目: Huawei P30 Pro
- 2日目: Qrio Lock
- 3日目: Garmin Venu (本記事)
- 4日目: AfterShokz Aeropex
- 5日目: Sony WI-1000XM2
- 6日目: Oculus Quest
私としては久しぶりのスマートウォッチです。(昔使っていたApple Watchは研究室の備品だったので、自分で買ったのははじめてですね)
ずーーっと Smartband / Smartband2 を愛用してきたのですが、いよいよバッテリーが厳しくなり、新しいデバイスを買おうにもSonyのウェアラブルデバイスに対する音楽性の違いを感じ、ついに脱Sony系ウェアラブルデバイスをしてしまいました。
(昔懐かしきSmartBand2についての記事はこちら)
yanoshi.hatenablog.jp
で、Wear OS系のスマートウォッチにしようかな?と考えていたのですが、思ったよりしっくり来るのがなくて迷っていた所、Garminが目に入りました。
最終的にFossil Gen 5とGarmin Venuで迷ったのですが、Fossilは思ったよりゴツくて結果Venuにしました。
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良い点
割とかっこいい見た目
これは完全に主観です。ゴツゴツもしていないし、妙にスマートウォッチ感を全面に出しているわけでもないし、でも明らかにデジタルな雰囲気もあるので結構気に入っています。
色々とちゃんとしているアクティビティ計測機能
ストレス計測はSmartBand2で気に入っていた機能の一つでした。期待はしていなかったのですが、それよりもかなりいいアクティビティ計測です。
積極的に降ってくるアップデート
買った当初は発売されてすぐということもあり結構不安定でした…たまに勝手に再起動していてちょっと心配になったり。 ただ割といっぱいアップデートが降ってきます。アップデートのたびに安定感が増してきて、今では特に気になる挙動を目にすることはなくなりました。
更には後述のSuica対応のような結構デカイアップデートも降ってきたりと、「ちゃんと継続的に開発をされている」という雰囲気にとても好感が持てました。
WearOSやAppleWatchと違って、でかいソフトウェアプラットフォーマーが面倒を見ていないシステムという面に少々不安を感じていたのですが、それはいらぬ心配だったようです。
Suicaに対応したぞ!
Fossil Gen5に搭載されているNFCチップは、「NFC-Fにも対応しているので、そのうちSuicaに対応するぞ!」みたいなネタは見て、ちょっとそれは気になっていました。Fossilにしなかった時点で電子マネーについては諦めていたのですけどね。まさに棚ぼたって感じ。
チャージして これでおしまい。
Garmin PayでSuica初挑戦!これでついに携帯すら持たずにコンビニで買い物できるぞ! pic.twitter.com/bgCtJNL34a
— yanoshi (@yanoshi) 2020年6月12日
普通に使えます。まぁ家から出てないから電車とかでどんな感じか知らないけど。
5日くらい保つバッテリー
全然なくなりません。これにはびっくり。
通知は飛んでくるし、スケジュールの確認もできる
車の運転中にスマホが鳴って「えっ!?なになに?障害???やだやだ」みたいなドキドキをする必要がなくなりました。
時計をチラ見すれば「Slackのどのチャンネルで誰がー」くらいは把握することが出来ます。全文は操作しないと見れませんがまぁ十分ですね。
スケジュールもサクッと確認できます。「あれ?今日のMTG何時からだっけ?」ってのがすぐ見れるのは良いものですね。
スマホの音楽再生も操作できる
設定をすれば左にスワイプするだけで↑が呼び出せるので結構重宝しています。
イマイチな点
解像度はそんなに高くないし、動作も軽快ではない
スマホの高解像度ヌルサクUIに慣れているとやっぱりちょっと「フレームレートがー」とか「解像度がー」とかって思います。
度重なるファームウェアアップデートで当初と比べるとレスポンスはかなり改善しましたが、Apple Watchと比較すると雲泥の差の様に感じます。(積んでいるSoCのスペックが全然違うわけで比較してあげるのはかわいそうな気がしてます)
アプリ(?)も充実していない
アプリ的なのはお世辞にも充実しているとは言えません。一応ストア的なのはありますが…
今後普及したら改善するのかもしれませんが、そもそもWearOSやAppleWatchと比較すると開発しにくそうな雰囲気はあります…
充電にそれなりに時間がかかる
私としては、ウェアラブルデバイスって5日もバッテリーが保つ必要はそこまでなくて。 バッテリーが劣化したとしても1日半以上保ってくれて、30分で15%→90%くらいまで充電できればそれでいいかな?という感覚があります。
Venuはバッテリー保ちが良いのですが、その代わりそこまで充電速度は速くありません。15%→90%をやろうと思うと普通に1時間以上掛かる気がします。
なので、40%前後になってきたらお風呂入っている間+α位充電して、80%くらいにする。みたいな運用を続けています。 まぁそういうものだと思えば良いのですが、スマホの急速充電に慣れちゃうと「ちょっと遅いかもなぁ」みたいな気持ちには少しなってしまいますね。
Apple Watchと比較すると画面に傷が入りやすい気がする
Apple Watchは全然傷が入らなかったので割と油断していたのですが、この子は気がついたら画面に薄い擦り傷がそれなりに入ってました。
光の角度で見える程度なので気になるほどではありませんが「Apple Watchのサファイアガラスはほんとに硬度が高かったんだなぁー」という気持ちにはなりました。vivomove Luxeはサファイアガラスらしいですね。
総評
「WearOSでイケてるのが出てくるまでのつなぎかな…?」と思っていましたが、思ったより満足度高いガジェットでした。Suicaも使えるようになっちゃったので割と長く付き合っていける子かもしれません。
ただ、コンセプト的に「能動的に使う」のではなく「受動的に使う」スマートウォッチのなのかな?と感じています。設計思想がWear OSやApple Watch等とは全然違う気がしています。 その割り切りが高いバッテリー性能に繋がっているのだとは思うのですが、私としてはもっとガリガリ操作したい気持ちはあったりします。Google Assistantと連携して欲しいとか…ね。
かと言ってその差が極端な不便に繋がっているか?というとそうでもないので、しっくり来るイケてるWearOSな端末が来るまでは長く使っていけそうな気がしています。
GARMIN Venu Black/Slate 010-02173-17
- 発売日: 2019/10/18
- メディア: スポーツ用品